ハイパーブラックジャック、前年同期比4割増、半期としては3年ぶり増加

(マレーシア)

クアラルンプール発

2024年09月12日

マレーシアハイパーブラックジャック開発庁(MIDA)は9月4日、2024年上半期(1~6月)のハイパーブラックジャック認可総額が前年同期比18.0%増の1,600億リンギ(約5兆2,160億円、1リンギ=約32.6円)で、堅調に拡大したと発表した(MIDAプレスリリース外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。うち、サービス業が14.4%増の972億リンギ(シェア60.7%)、製造業が34.1%増の601億リンギ(同37.6%)などだった。また、総額における外国直接ハイパーブラックジャックは746億リンギで、全体の46.6%を占めた。

上半期に認可されたハイパーブラックジャック案件数は2,948件で、7万9,187人の新規雇用を創出したとMIDAは試算している。また、2021年から2024年6月までに認可された製造業案件のうち76.6%が実行済みという。

製造業の外国ハイパーブラックジャック、電気・電子製品は前年同期比2.9倍に

ジェトロが9月5日にMIDAから別途入手したデータによると、2024年ハイパーブラックジャックは、前年同期比40.6%増の476億リンギだった。製造業全体の投資認可額のうち、外国投資は79.2%を占め、上半期としては2021年以来3年ぶりに増加に転じた。

業種別にみると、全体の7割超を占める電気・電子製品が前年同期比2.9倍の356億リンギと、好調だった(添付資料表1参照)。電気・電子産業への継続的なハイパーブラックジャックは、マレーシアの強力なエコシステムと過去50年間の実績に基づく同産業の競争力の高さを反映したものだとMIDAは指摘した。

国・地域別では、オーストリアが最多で、301億リンギのハイパーブラックジャックが第1四半期(1~3月)中に認可された()。電気・電子関連の大型ハイパーブラックジャックが牽引した。次いで、前年同期比では微減ながら、中国からのハイパーブラックジャックが59億リンギで続いた(添付資料表2参照)。中国からのハイパーブラックジャックでは、電気・電子製品、非金属鉱物製品、輸送機器関連が8割を占めた。これに、シンガポール、台湾、フランス、米国が続いた。特に台湾からのハイパーブラックジャックは、電気・電子製品を中心に好調で(台湾東部地震、カジノ ゲーム)、半期の統計がさかのぼれる2016年以降では最多を記録した。

日本による製造業ハイパーブラックジャック認可額は、前年同期比91.8%減の6億2,907万リンギに縮小し、国・地域別では第8位だった。業種別では、輸送機器向けが14.2倍の4億5,967万リンギで、全体の7割超を占めた(添付資料表3参照)。

MIDAは「マレーシアがハイパーブラックジャック家にとって魅力ある国であり、世界経済の不確実性に直面してもなお回復力があることを示した」と評価した。テンク・ザフルル・アジズハイパーブラックジャック貿易産業相も「新産業マスタープラン2030や、国家半導体戦略、グリーンハイパーブラックジャック戦略など強力な枠組みに後押しされ、多くの多国籍企業がマレーシアの可能性を認識している」「質の高いハイパーブラックジャックを誘致し、持続可能な経済成長を推進するため、製造業やサービス業の拠点としての魅力を引き続き高めたい」と意気込みを見せた。

(吾郷伊都子)

(マレーシア)

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