ハノイ市2路線目の都市鉄道が商業運転開始

(ベトナム)

ハノイ発

2024年08月15日

ベトナム・ハノイ市人民委員会傘下のハノイ都市鉄道管理委員会(MRB)は8月8日、都市鉄道3号線の高架区間の商業運転を開始した。2021年に開通した2A号線(関連ブラック ジャック アプリ)に次ぐ同市2路線目の都市鉄道となった。

都市鉄道3号線は全長12.5キロで、12駅が設置されている。市西部バックトゥリエム区のニョン駅から中心部ドンダー区のハノイ駅までをつなぐ。今回開業したのは、そのうちの高架区間(ニョン駅~カウザイ駅8.5キロ、8駅)で、残る地下部(カウザイ駅~ハノイ駅4キロ、4駅)は2027年に完成する予定だ。

3号線高架区間は3月11日に試運転を開始し、6月6日にフランス製の全10本の車両がベトナム登録局による品質や安全、環境保護に関する基準認証を取得した。車両は1本当たり4両編成で、約950人の乗客を輸送できる。平均速度は時速35キロ、最高速度は80キロ。始点から終点までの所要時間は各駅停車で14分ほどだった(商業運転開始日の8日に乗車)。

最初の3カ月間は運行間隔を10分間で設定し、その後は乗客の利用状況を踏まえて間隔を調整する。操業時間は午前5時30分~午後10時。運賃は8,000~1万2,000ドン(約47~71円、1ドン=約0.0059円)で、1日乗車券は2万4,000ドン。60歳以上の高齢者、障害者、6歳未満の子供などは無料で利用できる。1カ月定期券は20万ドンだが、学生は半額、団体購入は14万ドンに値引きされる。開業後15日間は運賃が無料となる。

都市鉄道3号線は2009年に着工し、2015年の完成予定だったが、土地収用や資金問題などで4回期間が延長され、高架区間の完成までに15年かかった。

なお、2016年3月に公布した2030年までのハノイ首都圏交通運輸計画に関する首相決定519/QD-TTgでは、総延長約319キロの9本の都市鉄道線を整備する予定だ。しかし、現時点では、残りの7路線はまだ着工されていない。

写真 3号線の車両(ブラック ジャック 賭け 方撮影)

3号線の車両(ジェトロ撮影)

写真 3号線の車内(ブラック ジャック 賭け 方撮影)

3号線の車内(ジェトロ撮影)

(グエン・ラン)

(ベトナム)

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