英首相、議会再開控え演説、財政計画は「痛みを伴う」ものに
(英国)
ロンドン発
2024年08月28日
英国のキア・スターマー首相は8月27日、首相官邸で演説し、同政権のこれまでの取り組みと、英国が抱える根本的な課題の解決に向けた今後の取り組みについて述べた。
スターマー氏はまず、最優先事項の経済成長の実現に向けて、政権発足直後からさまざまな取り組みを打ち出してきたとコメントし、計画制度の改革(関連ブラック ジャック 遊び方)やナショナル・ウエルス・ファンドの設置(英政府、73億ポンドのグリーンブラック)、グレート・ブリティッシュ・エナジー(GBE)の設立に関する方針の発表(関連カジノ 無料 ゲーム アプリ)などを挙げた。
一方で、財政や社会的な分断など、国家の根本的な部分の修復に向けた長期的な取り組み(fixing the foundations)が必要とし、そのために難しい選択も取らなければならないとした。特に財政については、前政権下で約220億ポンド(約4兆2,020億円、1ポンド=約191円)規模の財政的な裏付けのない公約が明らかになったとして、一部政策の撤回や見直しを発表していた(関連ブラック ジャック 遊び方)。
これらの状況を踏まえ、スターマー氏は9月2日に再開される議会でも、これまでとは異なる手法で取り組む必要があるとした。同氏は2024年中に、住宅建設の計画承認の加速や、経済成長に向けた人工知能(AI)の活用、鉄道サービスの国有化、労働者の権利強化、GBE設立などに取り組むと述べた。一方で、10月30日には発表が予定される財政計画については「痛みを伴うものとなる」と述べ、「最も余裕のある層がより大きな負担を負うべき」と続けた。報道では、同氏の発言は増税をほのめかすものとされており、キャピタルゲイン税や相続税などが増税の対象となり得るとされている。
(山田恭之)
(英国)
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