ハリス氏支持率が全米平均値でトランプ氏上回る、アリゾナ州など再び接戦に、大統領選世論調査

11月の米国大統領選挙に向けて、民主党候補のカマラ・ハリス副大統領は、副大統領候補に指名したティム・ウォルズ・ミネソタ州知事（関連ブラック ジャック web）と中西部の激戦州を訪問後、ネバダ州などで選挙活動を展開した。最近の全米の複数の世論調査では、ハリス氏の支持率がトランプ氏を上回り（）、平均値でもトランプ氏をわずかに上回った。

選挙ブラック ジャック ブラック クイーンサイトのリアルクリアポリティクスの大統領選を想定した各種世論調査の支持率の平均値では、8月5日以降はハリス氏の支持率がトランプ氏を上回り、11日時点でその差は1.1ポイントとなっている。

選挙ブラック ジャック ブラック クイーンサイトのクック・ポリティカル・レポートは、大統領選予想で激戦州（スイングステート(0.0B)）のアリゾナ、ジョージア、ネバダの3州を7月に「接戦」から「共和党やや優勢」に変更したが（）、8月になってこれら3州を「接戦」に戻した。

「ワシントン・ポスト」紙（8月13日）がまとめた大統領選でのハリス氏とトランプ氏の直接対決を想定した全米の世論調査の平均値では、ハリス氏の支持率がトランプ氏を約1ポイント上回った。個別の激戦州では、ハリス氏がペンシルベニア州で1ポイント、ウィスコンシン州で2ポイント上回っている。その他の州では、トランプ氏が上回っており、ミシガン州での両者の差は1ポイント未満、ノースカロライナ、ネバダ、アリゾナ各州では3ポイント差、ジョージア州では4ポイント差になっている。民主党候補としてのハリス氏の支持率は、ジョー・バイデン大統領の選挙撤退後から各激戦州で1.9～2.6ポイント改善しており、前週の（0.8～1.3ポイント）より前進した。

「ニューヨーク・タイムズ」紙とニューヨーク州のシエナ大学が8月に激戦3州（ペンシルベニア、ミシガン、ウィスコンシン）で実施した世論調査（注）では、大統領選がもしきょう実施されたら、誰に投票するかという問いに対して、3州ともハリス氏の支持率が50％、トランプ氏が46％という結果だった。

（注）実施時期は8月5～9日、対象者はペンシルベニア、ミシガン、ウィスコンシン3州の投票予定者1,973人。

（松岡智恵子）