ジャパンエキスポ・パリ、大阪・関西万博での開催を発表
(フランス、日本)
パリ発
2024年07月25日
欧州最大の日本文化イベントであるジャパンエキスポ・パリ2024が7月11~14日、パリ郊外パリ・ノール・ビルパントで開催された()。会場には数多くのコスプレーヤーをはじめ、ポップカルチャーのファンが訪れた。2024年の来場者数は未発表だが、2023年は約25万人が来場した。
初日には、下川眞樹太駐フランス日本大使が、2025年大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」とともにステージに登場した。ジャパンエキスポ主催者とともに、2025年4月26、27日の2日間、大阪・関西万博において「ジャパンエキスポ・パリ・イン・大阪」を開催することを発表した。日本のアニメファンの来場のみならず、カジノ ブラック ジャックからのインバウンド効果が期待される。
ジャパンエキスポ・パリの会場では、フランスの大手出版社などがブースを構えた。来場者の多くはマンガを購入しており、「カルチャー・パス」(注1)でマンガを購入できるブースもあった。また、フランスの出版社キューンのブース担当者によると、会場限定のグッズや特典などもあり、開場後すぐに売り切れる商品もあった。
紙媒体だけではなく、ウェブトゥーン(注2)を含む電子コミックも人気だ。集英社によるカジノ ブラック ジャック向けマンガ配信サービス「MANGA Plus by Shueisha」のブースが設置されたほか、フランスのスタートアップ企業Mangas.ioがカルティエマンガ(Quartier Manga)というコーナーを設けており、日本の縁日のような雰囲気の中、来場者は物販や輪投げなどのアクティビティーを楽しんでいた。
そのほか、食や工芸、スポーツ、観光などに関するブースもあり、中でもオタフクソースが出展した「NARUTO -ナルト-」のキャラクターとコラボしたブースでは、記念撮影用のパネルで写真を撮るファンもいた。日本のアニメコンテンツと「食」の組み合わせによる訴求力の高さがうかがえた。
(注1)若者の文化へのアクセスを容易にし、芸術的活動を促進することを目的として、エマニュエル・マクロン大統領が2021年5月に導入した制度。アプリケーションをダウンロードしアカウントを作成することで、18歳時に2年間の有効期限で300ユーロが支給され、書籍購入や映画鑑賞などに利用できる。
(注2)スマートフォンを縦にスクロールして読むタイプのウェブコミック。
(𠮷澤和樹)
(フランス、日本)
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