国連安保理がガザ停戦協定案支持の決議採択、米国務長官はヨルダンとカタール訪問
(イスラエル、パレスチナ、中国、フランス、英国、米国、ロシア、アルジェリア、エクアドル、ガイアナ、日本、マルタ、モザンビーク、韓国、シエラレオネ、スロベニア、スイス、ヨルダン、カタール)
テルアビブ発
2024年06月13日
国連安全保障理事会は6月10日、米国のジョー・バイデン大統領が5月31日に発表したガザ地区での戦争を終わらせるための包括的な3段階の停戦協定案(バイデン米大統領、ブラック)を歓迎し、イスラエルとハマス双方に受け入れを求める安保理決議第2735号を採択した。
国連によると、米国が決議案を提出し、採択では常任理事国は中国、フランス、英国、米国の4カ国、非常任理事国は全10カ国(アルジェリア、エクアドル、ガイアナ、日本、マルタ、モザンビーク、韓国、シエラレオネ、スロベニア、スイス)の計14カ国が賛成し、常任理事国のロシアが棄権した。
米国のリンダ・トーマス・グリーンフィールド国連大使は、採決後に「この理事会はハマスに停戦協定を受け入れるよう明確なメッセージを送った」と述べ、ハマスが合意すれば「戦闘は今日にでも止められる」と強調した。
一方、棄権したロシアのワシリー・ネベンジャ国連大使は「米国の決議案には多くの疑問がある。最終的な概要は、おそらく調停者以外には誰にもわからない」と述べたが、「アラブ世界が決議案を支持している以上、われわれは決議案を阻止したいとは思わない」と拒否権を行使しなかった理由を説明した。
中東諸国を歴訪中(2024年6月11日記事参照)の米国のアントニー・ブリンケン国務長官は6月11日にヨルダンを訪問し、アブドゥッラー2世国王と会談した。6月12日にはカタールを訪問し、シェイク・タミーム・ビン・ハマド・アール・サーニ首長やムハンマド・ビン・アブドルラフマン・アール・サーニ首相兼外相と会談した。ブリンケン長官はアール・サーニ首相兼外相との共同記者会見で「(6月11日夜に)ハマス側から回答を受け取った。ハマス側は多くの変更を提案してきた。われわれはそれらの変更について話し合ったが、その中には実行可能なものもあれば、そうでないものもある」と述べた。
イスラエルとハマスの衝突の詳細についてはブラック ジャック 攻略の特集を参照。
(中溝丘)
(イスラエル、パレスチナ、中国、フランス、英国、米国、ロシア、アルジェリア、エクアドル、ガイアナ、日本、マルタ、モザンビーク、韓国、シエラレオネ、スロベニア、スイス、ヨルダン、カタール)
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