2024年世界平和度指数、ブラック ジャック 勝率
(アフリカ)
調査部中東アフリカ課
2024年06月25日
オーストラリア・シドニーを拠点とするシンクタンクの経済平和研究所(Institute of Economics and Peace:IEP)は6月11日、「世界平和度指数2024年版(Global Peace Index 2024:GPI)」を発表した。同報告書は、23の質的・量的指標を用い、現在進行中の国内・国際紛争の程度、社会の安全と治安のレベル、軍事化の度合いという3つの領域にわたり、各国の平和の度合いを測定している。
世界を地域別に見ると、平和度のワースト3位は、下から中東・北アフリカ(MENA)地域(2024年6月25日記事参照)、サブサハラ・アフリカ(注1)、南アジア地域()となった。サブサハラ・アフリカは「対外紛争」(注2)の項目の悪化度合いが最も大きく、世界で最も平和度の低い10カ国のうち3カ国がサブサハラ・アフリカ地域という結果になった。
ブラック ジャック 勝率高い国は、過去5年間で唯一国内や対外の紛争に関与しなかったモーリシャスで、17年連続サブサハラ・アフリカのトップとなり、全体でも22位だった。一方、ブラック ジャック 勝率低かった南スーダンは、全体でも下から3番目の161位だった。内戦による死者数は2022年の723人から2023年は199人に72%減少し、平和度はわずかに改善したが、依然として厳しい治安状況が続いている。最も平和度が改善したのは、エチオピア(全体の144位)だった。2020年11月から国内紛争が続いていたが、2022年11月に停戦に合意し(2022年11月8日記事参照)、紛争による死者数が2022年の10万人から2023年には2,300人に減少したことから、平和度が大きく改善した。一方で、国内各地での武力衝突は続いており、アムハラ州では非常事態宣言が発令されるなど、紛争の影響は続いている。
その他、主要なサブサハラ・アフリカの国では、ガーナ55位、タンザニア65位、コートジボワール109位、ケニア122位、南アフリカ共和国127位、ナイジェリア147位だった。
(注1)GPIでは、アフリカ大陸の国のうち、チュニジア、モロッコ、アルジェリア、エジプト、リビア、スーダンを除いた国をサブサハラ・アフリカとして定義している。
(注2)武装反政府勢力やテロリストとの紛争で既存政府を支援したケースなども「対外紛争」への関与と見なし、スコアを加算している。
(坂根咲花)
(アフリカ)
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