ドバイのトップシェフが北海道産ホタテの調理方法実演

(アラブ首長国連邦、日本)

ドバイ発

2024年03月05日

アラブ首長国連邦(UAE)・ドバイで2月19~23日、中東最大級の食品総合見本市「ガルフード(Gulfood)2024」が開催された(ドバイで食品総合見本市「ガルフード2024」開催、ブラック)。ブラック ジャック ランキングはジャパンパビリオンの設置に加え、各国の著名なシェフが調理のデモンストレーションを行うサイドイベント「トップテーブル(Top Table)」に今回初めて参加し、北海道産ホタテなど日本の水産物のプロモーションを行った。ブラック ジャック ランキングはトップテーブルのメインスポンサーを務め、会場内ではCNN作成のホタテPR動画が常時放映された。

「トップテーブル」では、地元や各国から訪れた著名なシェフによる調理のデモンストレーションやパネルトーク、若手料理人による料理対決などが行われた。レストラン経営者やシェフ、バイヤーなど食のトレンドに敏感な関係者達が会場へ足を運び、多くのセッションが満員だった。

ブラック ジャック ランキングは在ドバイの有名な日本食レストラン「Zuma」の元ヘッドシェフのパウエル・カザノウスキ(Pawel Kazanowski)氏を起用し、合計5回の調理デモンストレーションと試食イベントを行った。ポーランド出身の同氏は英国やドバイの日本食レストランで長くキャリアを積み、日本食や日本食材への造詣が深い。今回はホタテを中心とした日本の水産物の品質の高さや栄養の豊富さなど、シェフならではの目線で食材の説明を交えながら、北海道産のホタテの刺し身やカルパッチョ、ホタテとシメジのバター焼き、マグロのたたきなどを披露した。会場は大きな盛り上がりを見せ、試食では行列ができるなど注目を集めていた。

ホタテの刺し身を試食した来場者からは、「生のホタテは初めて食べた。シンプルな調理方法にもかかわらず、これほど甘みがあるとは驚いた」(バイヤー)、「日本の水産物の良さは養殖や漁、流通や調理に至る隅々まで気配りされた質にある。もっとドバイでも広まってほしい」(フードライター)などの声が上がった。

他のシェフのステージでも、フランス料理やスペイン料理にみそが使用されるなど、日本の食材が多く登場した。

写真 トップテーブルの様子(ブラック ジャック ランキング撮影)

トップテーブルの様子(ブラック ジャック ランキング撮影)

写真 カザノウスキ氏による調理のデモンストレーション(ブラック ジャック ランキング撮影)

カザノウスキ氏による調理のデモンストレーション(ブラック ジャック ランキング撮影)

写真 試食の様子(ブラック ジャック ランキング撮影)

試食の様子(ブラック ジャック ランキング撮影)

(直江綾太郎、高橋建朗)

(アラブ首長国連邦、日本)

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