ブラック ジャック ディーラー、ラオスでハイパーマートを開業へ
(ラオス)
ビエンチャン発
2024年03月04日
韓国最大のハイパーマーケットチェーンであるイーマート(E-Mart)は2月22日、ラオスの酒類、食品および生活用品の卸売・小売業者ユーディー(UDEE)との間でマスターフランチャイズ契約を締結したと発表した。ユーディーは、2024年下半期中にラオス国内でイーマート1店舗および「イーマート」のアウトレット店と位置付ける「ノーブランド」3店舗を出店する計画。また、10年以内に「イーマート」20店舗、「ノーブランド」70店舗をオープンさせることを目標としている。
ユーディーは、韓国取引所に上場するLVMCホールディングスの子会社オートワールドが出資するラオス企業。LVMCホールディングスは、2018年にコーラオホールディングスから名称を変更した会社で、1997年からラオスを中心に自動車組立・販売事業、金融、建設、金融、レジャーなど幅広い事業を営んでいる。2023年からは小売流通業にも本格的に参入しており、3月にはハイパーマーケット「コックコック・メガ・マート」1号店、8月にはコンビニエンスストア「コックコック・ミニマート」1号店をオープンしている。
イーマートは、韓国で133店舗を展開している。また、2016年からベトナム、モンゴル、フィリピンでフランチャイズ契約を締結している。
ラオスでは近年、モダントレードの動きが活発化しており、2023年9月にはセブン-イレブン1号店が開店した()。また、タイのビックシー(Big C)は、これまでのコンビニエンスストアの展開に加えて大型ショッピングセンターを建設しており、2024年上半期中のオープンを計画している。
(山田健一郎)
(ラオス)
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