ラオス初となるセブン-イレブンが開店
(ラオス)
ビエンチャン発
2023年09月08日
CPオール・ラオスは9月7日、ラオス初となるセブン-イレブン1号店を首都ビエンチャンに開店した。
2020年8月にタイのCPオールはセブン-イレブン・インターナショナルと、ラオスでのセブン-イレブンの30年間のマスターフランチャイズ契約を締結し、子会社としてCPオール・ラオスを設立した。当初は2022年中の開業を計画していたが、新型コロナウイルス禍により開業が遅れていた。
ジェトロのインタビューによると、ラオス初出店となる同店舗は24時間営業で、当初は約4,000~5,000SKU(注)とのこと。2023年中に2号店をビエンチャン都内にオープンし、順次拡大する計画という。現時点ではタイから輸入した商品が多くを占めているが、自社倉庫は持たず、ラオス国内のディストリビューターから納品を受けているものが多いという。一方、タイで展開しているグループ企業が開発した冷蔵・冷凍商品などは直接輸入しているとのこと。ラオス国内での商品開発では、ラオス企業に対して技術指導したケーキなどのスイーツ類の販売を既に開始しており、初日の売れ行きも良好だったという。
ラオスのコンビニについては、タイ資本のミニ・ビッグCが多店舗展開で先行しているが、近年、韓国系のコックコック・ミニマート(Kokkok M Mart)や、ラオス資本のソークサイ・マート(Sokxay Mart)など企業の参入が加速している。
(注)SKUとはストック・キーピング・ユニットの略語で、商品を管理する際の最小管理単位で、同一商品でもサイズやパッケージの違いで異なる分類を行う。
(山田健一郎)
(ラオス)
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