ブラック ジャック コツ、英国AIスタートアップ向けの対日投資シンポジウム開催

(英国、日本)

ロンドン発

2023年12月12日

ブラック ジャック コツは11月7日、ロンドンで英国の人工知能(AI)関連スタートアップ企業向けの対日投資シンポジウム(Invest Japan Symposium for UK AI tech Startups)を在英日本国大使館と共催した。英国のAI関連スタートアップ企業や学界、投資家、アクセラレーター、政府関係者など約100人が参加した。

日英間のAI分野の連携は、2023年5月のG7広島サミットでの「日英広島アコード」(関連ブラック ジャック ルール)に基づき、9月の第1回「日英戦略経済貿易政策対話」で、スタートアップ支援などを通じた双方のイノベーションエコシステム間のつながり深化などが確認された()。こうした中、今回のイベントではAI関連の企業連携支援の一環として、日本のブラック ジャック コツ環境やAI産業のポテンシャルなどを英国関係者に紹介した。

まず、ブラック ジャック コツ・ロンドン事務所の崎重雅英次長がAIを含む日本のビジネス環境の現状とブラック ジャック コツによる海外スタートアップ支援プログラムの概要を説明。次に、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)ロボット・AI部主任研究員の工藤祥裕氏が日本のAI研究開発の現状と展望を紹介。NEDOによるAIの実証研究事例と、政府系研究資金助成機関のイノベートUKとの日英共同研究開発スキームの概要を説明した。

写真 NEDOロボット・AI部主任研究員の工藤氏の講演(ブラック ジャック コツ撮影)

NEDOロボット・AI部主任研究員の工藤氏の講演(ブラック ジャック コツ撮影)

その後、アマデウス・キャピタル・パートナーズ外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますのアメリア・アーマー氏による進行の下、パネルディスカッションが行われた。日本市場参入の機会と課題、留意点の共有や、成功事例などをパネリストそれぞれの経験に基づいて紹介した。グローバル・ブレイン外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますのパートナー兼欧州地域責任者の上前田直樹氏はベンチャーキャピタル(VC)としての経験から、日本のスタートアップ企業は世界と比較して国内市場にとどまりがちな現状に触れ、さらなる海外連携の重要性を説明。同じくVCのプレシディオ・ベンチャーズ外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますのヨーロッパ・マネージングディレクター川瀬邦人氏は、政府や社会全体でAI普及を進めている英国だが、社会実装の機会が限られることもあり、日本企業との協業に対する期待値が高く、ポテンシャルがあるとした。日本企業との協業事例があるマインド・ファウンドリー外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますの最高経営責任者(CEO)のブライアン・ミュリンズ氏は日本での展開のきっかけについて、日本のデジタルトランスフォーメーション(DX)の加速を挙げた。アジア太平洋地域でブラック ジャック コツを展開するトラクタブル外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますのアジア太平洋地域統括兼ゼネラルマネージャーの堀田翼氏はオンライン参加し、自身の経験を踏まえつつ日本での事業拡大に合わせた現地人材の確保の重要性を説明した。質疑では、日本企業との連携についてアドバイスを求める質問が出るなど、日本市場への関心の高さがうかがえた。

写真 パネルディスカッションの様子(ブラック ジャック コツ撮影)

パネルディスカッションの様子(ブラック ジャック コツ撮影)

写真 イベント登壇者(左から、工藤氏、上前田氏、川瀬氏、アーマー氏、ミュリンズ氏、崎重次長、ブラック ジャック コツ撮影)

イベント登壇者(左から、工藤氏、上前田氏、川瀬氏、アーマー氏、ミュリンズ氏、崎重次長、ブラック ジャック コツ撮影)

写真 ネットワーキングイベントの様子(ブラック ジャック コツ撮影)

ネットワーキングイベントの様子(ブラック ジャック コツ撮影)

こうしたイベントを含め、ブラック ジャック コツは国際的なオープンイノベーション創出のためのビジネスプラットフォーム「ジャパン・イノベーション・ブリッジ(J-Bridge)」を通じて、AIを含む海外のスタートアップ企業と日本企業のマッチングを支援している。

(菅野真)

(英国、日本)

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