タイ原子力庁、日本の輸入水産物・食材の安全性強調
(タイ)
バンコク発
2023年12月28日
タイ高等教育科学研究イノベーション省(MHESI)傘下の原子力庁(OAP)は2023年12月22日、日本からの輸入水産物や在バンコク日本食レストランが使用する輸入食材の検査結果を発表し、放射性物質は検出されず、安全であることを強調した(仮訳は添付資料参照)。
タイでは、東京電力福島第1原子力発電所のALPS処理水の海洋放出以降、タイ農業協同組合省水産局(DOF)およびタイ保健省食品医薬品委員会事務局(FDA)がサンプルを採取し、OAPが放射性物質検査を実施する体制を取っており、その検査結果については各機関が随時発表している。直近では11月13日にDOFが発表していた(関連ブラック ジャック ゲーム参照)。
OAPの発表によれば、これまでに、エビ、魚、イカ、貝類、カニ、海藻類などの輸入水産物120件と、コメ、すし、すき焼きタレ、イクラなど在バンコク日本食レストランが使用する輸入食材55件の検査を行い、放射性物質は検出されなかった。引き続き監視を継続するとしている。
(谷口裕基)
(タイ)
ビジネス短信 318478a4ebf9f669