タイFDA、日本からの輸入水産物から放射性物質検出せずと発表
(タイ)
バンコク発
2023年09月26日
タイ保健省食品・医薬品局(FDA)は2023年9月25日、日本からの輸入水産物を検査した結果、放射性物質の濃度は基準値を超えていないと発表し、消費者に対して安心するよう呼びかけた(仮訳は添付資料参照)。
FDAや農業協同組合省水産局(DOF)などは8月に、日本のALPS処理水海洋放出を受け、日本から輸入される水産物の放射性物質検査を厳格に行う方針を示している(関連オンライン ブラック、8月31日記事参照)。FDAの発表によれば、これまでに水産物75件のサンプルを採取し、うち42件のサンプルからは、タイ当局の定める基準値を超える濃度の放射性物質は検出されなかった。残りの33件のサンプルは検査中。在タイ事業者からのヒアリングによれば、魚では1キログラム相当のサンプル提出を求められることがあるとのこと。
FDAは消費者に対し、消費者が高品質で安全な食品を消費できるように厳格な措置を取っており、安心するよう、あらためて呼びかけた。
(谷口裕基)
(タイ)
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