保健省、天然発酵しょうゆの塩分含有量緩和を提案、パブコメ受け付け開始
(コロンビア)
ボゴタ発
2023年09月01日
コロンビア保健省は8月24日、2020年11月9日に交付した、しょうゆを含む59食品に対する塩分含有量を規制する決議2013号(2022年7月20日記事参照)の修正提案を同省ウェブサイトに掲載し、パブリックコメント受け付けを開始した。期限は9月5日まで。
修正提案によると、これまで1項目のみだった「しょうゆ」を(1)天然発酵しょうゆ、(2)アミノ酸添加しょうゆの2項目に分け、前者について、第2段階の流通規制が始まる2024年11月9日以降の製品のナトリウム含有量上限を2.958ミリグラム(100グラム当たり)から3.850ミリグラムに緩和している。
日本料理で使用する輸入しょうゆはこの天然発酵のものが主流だが、第1段階の流通規制があった2022年11月以降、減塩タイプでない通常のしょうゆは市場からほぼ姿を消している。また、第2段階以降は減塩タイプでも上限を超えてしまい、流通が不可能となる。
当地インポーターによると、この修正案で規定する3.850ミリグラムという数値は、減塩タイプしょうゆであれば達成可能な数値となっている。
なお、修正提案ではしょうゆのほか、マスタードも修正の対象となっており、これについては原産地を明示することで規制対象外にできる。
(豊田哲也)
(コロンビア)
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