米FDA、ブラック ジャック 勝率
(米国)
ニューヨーク発
2023年09月15日
米国食品医薬品局(FDA)は9月11日、モデルナとファイザー・ビオンテック製の新型コロナウイルス改良ワクチンの緊急使用許可(EUA)を承認した。今回の改良ワクチンは、2023年秋から2024年に向けて製造される新型コロナウイルスのオミクロン株派生型「XBB.1.5」をターゲットとした1価ワクチンで、入院や死亡などの重篤な病状を防ぐために開発されたものだ。「XBB.1.5」系統には、米国で感染者数が増加している「EG.5(エリス)」と「FL.1.5.1(フォルナックス)」が含まれている。
モデルナとファイザー・ビオンテックは、FDAのワクチンおよび関連生物学的製剤諮問委員会(VRBPAC)が2023~2024年の秋冬に向けて「XBB.1.5」に対応するワクチン開発を推奨したことを受け、改良ワクチンの開発を進めていた(関連ブラック ジャック 必勝)。
今回発表された接種回数は、5歳以上については、ワクチン接種経験がない場合や最後のワクチン接種から2カ月以上経過している場合、1回となる。6カ月以上5歳未満の子供については、ワクチン接種経験がある場合、1回または2回(接種時期と回数は前回接種したワクチンによって異なる)、ワクチン接種経験がない場合、ファイザー・ビオンテック製のワクチンは3回、モデルナは2回となる。
FDAの承認を受け、米疾病予防管理センター(CDC)は9月12日、改良ワクチン接種の対象となっている生後6カ月以上の人に対して、秋冬に向けて接種を推奨するとともに、改良ワクチンは1週間以内に利用可能になると発表した。また、ほぼ全ての場合、改良ワクチン接種は無料で提供されるとしている。
CDCの統計によると、国内の8月20日~9月2日の新規感染者は、21.5%が「EG.5(エリス)」と最も多く、次いで「FL.1.5.1(フォルナックス)」の14.5%となっている。9月2日までの1週間の入院者数は1万8,871人と前週から8.7%の増加となっている。
(吉田奈津絵)
(米国)
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