べダンタ-フォクスコン、半導体製造事業は40ナノメーターノードで再申請

(インド)

アーメダバード発

2023年07月03日

べダンタ-フォクスコン合弁会社(VFSL)は6月27日、政府の改正ガイドラインに沿って、あらためて事業申請書を再提出したことを地元メディアに明らかにした(「フィナンシャル・エクスプレス」紙6月28日)

VFSLを含む3社は、2022年2月にインド政府が100億ドル規模の半導体製造奨励制度の申請受け付けを開始した際に事業申請を行っていたが、申請はいずれも承認されていなかった。一方、この間、政府は同奨励制度を改定し、6月1日から新規案件の募集を再開しており、VFSLを含む3社に対して新ガイドラインに従って再申請を行うよう要請していた(関連ブラック ジャック ゲーム)。

VFSLは、今回あらためて40ナノメーター(nm)の技術ノードの半導体を製造するための修正申請を行ったとしており、当初申請していた、より高度な技術を要する28nmのノードの半導体製造では、政府が要求していた適切な技術ライセンスを所有するパートナーが得られなかったもようだ。

VFSLは、インド初の半導体製造事業として関心を集めてきたが、これまで政府が申請を却下するのではないかとの報道が相次ぎ、承認の行方が注視されていた。6月23日のテレビ報道で、アシュウィニ・バイシュナウ電子・IT(MeITY)相は、奨励制度が導入された当初から状況が大きく変化しており、より多様な産業に対応する広い技術領域の半導体産業の構築を重視し、資格ガイドラインが改定されたことや、その結果、VFSLを含む3件には再申請を要請したと述べていた(マネー・コントロール」紙6月23日)。

また、地元メディアでは政府筋のブラック ジャック ランキングとして、フォクスコンが半導体製造案件の新たなパートナー探しを模索し始めたとの報道が流れ、政府はべダンタの財務状況を不安視し、合弁事業の主導権をフォクスコンが握ることや、別の提携先を模索するよう示唆しているとし、奨励金の再申請を巡っても合弁内で意見の相違があるなどと報道していた(「エコノミック・タイムズ」紙6月26日)。

(古川毅彦)

(インド)

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