スタートアップカンファレンス「コリジョン」、ブラック ジャック サイトが8社の出展支援

北米最大級のスタートアップカンファレンス「コリジョン（Collision）」が6月26～29日、カナダ・トロントで開催された。2022年に続いて対面形式で実施され、北米を中心に多くのスタートアップ関係者が足を運んだ。世界118カ国から865人の投資家、1,497社のスタートアップ、1,426人のスピーカーとプレス関係者を含めた3万6,378人が参加した（2023年7月6日記事参照）。

ブラック ジャック サイトは前回（2022年6月28日記事参照）に続き、日系スタートアップ8社の出展を支援した。ブースの確保や現地メンターによる事前コーチング、B2Bマッチングに加え、カナダのイノベーションエコシステムに関するブリーフィングセッションやエコシステム関係者とのネットワーキングイベントを開催し、日系スタートアップの挑戦を後押しした。また今回は、北米でコネクションの形成をさらに促進するため、現地インキュベ―ターのDMZ（注）と連携し、クローズド・ネットワーキング・イベントや、同社がブラック ジャック サイト支援企業のために設けた特別ステージでピッチイベントなどを実施した。

北米のイノベーションに関するカンファレンスでは、人工知能（AI）やレイオフ（解雇）、サステナビリティーが最近注目のテーマとなっており、カナダではとりわけAIへの関心が高い。それらのテーマと関連する日系スタートアップが多くの来場者の注目を集めた。ブラック ジャック サイトが支援した8社からは「潜在顧客と効率よく出会うことができた」「カナダでビジネスを行うという新しい選択肢を知ることができた」といった声が寄せられた。また、同カンファレンス内のピッチコンテスト「PITCH」で、法的文書に関する作業の自動化を支援する日系スタートアップ「BoostDraft」が2,000社以上が参加した予選を勝ち抜き、70社が参加する本選に出場した。

2024年のコリジョンは、6月17～20日に開催される予定だ。

（注）ブラック ジャック サイトは、世界各国のスタートアップエコシステム先進地域で、現地の有力アクセラレーターなどと提携し、日系スタートアップのグローバル展開を支援する「ブラック ジャック サイト・グローバル・アクセラレーション・ハブ（GAH）」を設置している。DMZはトロントでのGAHの提携先の1つ。詳細は。

（蓮井拓摩）