プラスチック包装認める野菜、果物の品目リスト公布
(フランス)
パリ発
2023年06月27日
フランス政府は6月21日、プラスチック包装による野菜や果物の販売を例外的に認める「ばら売りでは傷む恐れのある野菜や果物」の品目リストを定めた首相令を公布した。
プラスチック包装による販売が認められる品目は次のとおり。
- チコリー、アスパラガス、ブロッコリー、キノコ、早生のジャガイモ、早生のニンジン、ベビーキャロット
- サラダ類(レタス、ノチジャ、ベビーリーフなど)、ハーブ、ホウレンソウ、スイバ、食用花、緑豆モヤシ
- サクランボ、クランベリー、コケモモ、ホオズキ
- 「熟した果物(les fruits mûrs à point)」との表示が付いた、完熟した状態で販売している果物
- スプラウト(発芽野菜)
- ラズベリー、イチゴ、ブルーベリー、ブラックベリー、スグリ、オタヘイトグーズベリー、ローゼルの実、クロスグリ、サルナシ
2020年2月施行の循環経済法(特集:欧州が歩む循環型経済への道ギャンブル)により、2022年から小売店での1.5キログラム未満の未加工の野菜、果物のプラスチック包装が禁止された。これを踏まえ、政府は2021年10月に段階的な禁止措置を定めた施行令を公布したが、最上級行政裁判所の機能を有する国務院は同措置に対する無効判決を出した上で、新たな施行令によりリストを再策定するよう政府に求めていた(関連カジノ 無料 ゲーム アプリ)。
同首相令の施行日は7月1日だが、12月31日まで在庫処分のための猶予期間が設けられた。
(奥山直子)
(フランス)
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