ブラック ジャック ブラック クイーン

(インド)

ムンバイ発

2023年04月20日

ブラック ジャック ブラック クイーンストア(直営店)が4月18日、ムンバイ市中心部バンドラ・クルラ・コンプレックス(BKC)地区の高級ショッピングモール、ジオ・ワールド・ドライブ(Jio World Drive)にオープンした。当日は、アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)が午前11時に玄関ドアを開け、早朝から長い行列を作っていた大勢のファンを迎え入れた。20日には、首都デリーに2号店がオープンする予定だ。

現地報道によると、同社がインドでの事業展開25周年を記念して開設したこのアップル旗艦店は、延べ床面積が2,600平方メートルで、同店舗専用の太陽光発電設備を設置するなど全ての消費電力を再生可能エネルギーだけで運営しており、世界で最もエネルギー効率の高いカーボンニュートラル店舗として設計されている。

同社は在インド台湾EMSメーカー3社に委託してスマートフォンのiPhoneをインド国内で製造しているが(関連ブラック ジャック ブラック関連ブラック ジャック コツ参照)、2022年度の国内販売シェアはわずか4.5%で、韓国サムスン(20%)、中国VIVO(18%)、中国シャオミ(18%)、中国OPPO(11%)、中国Realme(8%)という上位ブランド5社には及ばない。しかし、輸出(出荷額ベース)の全体シェアでは、2021年度の12%から2022年度は25%まで伸びており、「メーク・イン・インディア政策」(2018年3月30日記事参照)に貢献している。

今回の訪印中、クックCEOはインド政府との会合で、iPad、Apple Watch、AirPodsといった携帯電話以外の現地製造の拡大、雇用創出の増大、地元部品メーカーとの取引拡充、輸出拡大など、同社ブランドの製造エコシステムの拡大について話し合うとされている。

写真 オープン初日の開店を待つファンの行列(ジェトロ撮影)

オープン初日の開店を待つファンの行列(ジェトロ撮影)

写真 オープン初日の店内風景(ジェトロ撮影)

オープン初日の店内風景(ジェトロ撮影)

(松永宗徳)

(インド)

ビジネス短信 a6ed620356546799