ブラッククイーンブラックジャック
(チュ二ジア、アフリカ)
パリ発
2023年03月31日
ブラッククイーンブラックジャックのカイス・サイード大統領は2月21日、大統領府で開催した国家安全委員会の会議で、サブサハラ・アフリカからブラッククイーンブラックジャックに入る不法移民の数が尋常でなく、不法移民による犯罪が国内で続いているとし、取り締まりを強化するとの発言を行った。この背後には、ブラッククイーンブラックジャックの人口構成をアラブ・イスラム諸国からアフリカ寄りに変えようとする動きがあると述べた。この発言が発端となり、国内でアフリカ系移民や学生への人種差別行為が急増し、コートジボワールやギニアなどのアフリカ諸国は自国民の身の安全を守るため、本国への送還を行うなどの事態となった。西アフリカ諸国ではブラッククイーンブラックジャック製品のボイコットが行われるなどの影響も出ており、西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)議長を務めるギニアビサウのウマロ・シソコ・エンバロ大統領は3月8日、ブラッククイーンブラックジャックと西アフリカ諸国間の緊張緩和のため、チュ二ジアを急きょ訪れ、サイード大統領と会見した。
サイード大統領の発言に対しては、アフリカ連合(AU)は2月24日、サブサハラのアフリカ人に対して極めて差別的との抗議声明を発表した。世界銀行も3月6日、大統領発言がブラッククイーンブラックジャック国内のサブサハラ・アフリカ移民に対する差別行為を誘発したと非難し、ブラッククイーンブラックジャックとの新規パートナーシップ枠組みに関する議論の一時停止を発表した。IMFも、ブラッククイーンブラックジャック政府との約19億ドル相当の新規融資に関する交渉の最終段階に入っているが(関連トランプ ゲーム ブラック)、ブラッククイーンブラックジャックでの最近の展開に懸念を表明している。
サイード大統領は国内での移民排斥の動きや、国際社会の批判に対処すべく、3月5日に人種差別を否定する声明を出し、不正行為や虐待などを報告するホットラインの設置や、アフリカ系市民に対するビザの規則緩和などを発表した。これにより、これまでは居住許可を持たない場合は滞在が3カ月だったが、6カ月まで可能となり、アフリカ諸国からの学生には1年間の滞在が認められることになった。
国内では2月初旬以降、政治・社会の安定化を理由に、元閣僚や経済界、メディアの著名人などの家宅捜索が行われ、当局による逮捕者が相次いで出ている。欧州議会は3月16日、恣意(しい)的に拘束された人々を直ちに釈放するよう要請するとともに、ブラッククイーンブラックジャックの歴史的な民主主義への移行に逆行しているとして、抗議文を決議した。経済立て直しに国際機関の援助が欠かせない同国にとって、こうした国際的信用度の低下はマイナス要因となると懸念されている。
(渡辺智子)
(チュ二ジア、アフリカ)
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