米エネルギーブラック ジャック トランプ やり方局、2023~2024年の原油生産見通しを解説、パーミアン盆地などでの増産が牽引
(米国)
ヒューストン発
2023年01月26日
米国エネルギーブラック ジャック トランプ やり方局(EIA)は1月25日、2023年および2024年の原油生産に関する見通しについて解説した。この見通しは、1月10日にEIAが発表した短期エネルギー見通しに基づくもの。EIAによると、米国の原油生産量は、2019年に記録した日量平均1,230万バレルを上回り、2023年に日量平均1,240万バレル、2024年に日量平均1,280万バレルになると予測している。なお、2022年の米国の原油生産量は日量平均1,190万バレルとされている。
パーミアン盆地とメキシコ湾での今後の増産が、生産量増加見通しを牽引するとしている。同盆地は、テキサス州西部とニューメキシコ州南東部の一部にまたがる広大な地域で、国内有数のシェールオイルとシェールガスの生産地として知られている。
EIAによると、2023年のパーミアン盆地の原油生産量は、前年比で日量47万バレル増加し、日量平均570万バレルになる。天然ガスパイプラインの完成(2022年8月5日記事参照)により、原油と一緒に生産される随伴ガスをより多く市場へ輸送できるようになり、原油生産の潜在的な制約が取り除かれるという。2023年のメキシコ湾の原油生産量は、前年比で日量12万バレル増加すると予測されている。
なお2024年は、パーミアン盆地の原油生産量は、前年比で日量35万バレル増加するが、メキシコ湾の原油生産量は、前年より若干減少すると予測されている。
米国WTI原油先物価格は、2022年は1バレル当たり95ドルから、2023年は77ドル、2024年は72ドルに低下すると予測されている。
(沖本憲司)
(米国)
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