回復する自動車販売、1~11月で2021年の通年実績を超過
(インドネシア)
ジャカルタ発
2022年12月14日
インドネシア自動車製造業者協会(ガイキンド)は12月12日、2022年11月の自動車統計を発表した。11月の販売台数(卸売り)は9万1,086台で、前年同月比4.2%増加した(添付資料表1参照)。2022年1~11月の販売台数合計は94万2,449台で、前年同期比19.2%増加した。2021年の1年間の販売台数である88万7,202台を上回った。2022年通年の販売台数は、ガイキンドの年間予測である96万台を超える可能性が高い(ガイキンドウェブサイト)。
11月の販売台数をブランド別にみると、首位はトヨタの2万6,462台(前月比21.5%減)で、1~11月の累積販売台数に占めるシェアは32.2%だった(添付資料表2参照)。ダイハツは2万963台(19.9%増)、ホンダは1万1,691台(17.4%増)、三菱自動車は7,056台(15.5%増)、スズキは8,160台(6.5%増)となった。
11月の自動車生産台数は12万9,645台だった。1~11月の累積生産台数では133万238台となった。完成車の輸出台数は3万9,014台(前年同月比24.8%増)だった。1~11月の累積輸出台数は42万3,619台で、2021年実績を既に12万台超上回っている。
ガイキンドは、好調な販売状況の背景としては、首都ジャカルタ近郊で8月11日から21日まで開催された自動車展示販売会「ガイキンド・インドネシア国際オートショー(GIIAS)」(関連ブラック ジャック トランプ)で、需要を喚起できたことが大きいとした。また、自動車産業が新型コロナ禍から回復したことを示しているとし、2023年には97万5,000台の販売台数(卸売り)、もしくは2019年の水準(年間120万台)を目指したいとした(ガイキンドウェブサイト)。
(尾崎航)
(インドネシア)
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