日本・バングラデシュ国交樹立50周年記念レセプション開催、420人超が参加
(バングラデシュ、日本)
ダッカ発
2022年11月21日
日本とバングラデシュの国交樹立50周年(2022年2月10日記事参照)と、ダッカ日本商工会(JCIAD)の創設50周年を記念したレセプションが11月10日、JCIADと日本バングラデシュ商工会議所(JBCCI)の共催で、ダッカ市内のホテルで開催された。レセプションには、伊藤直樹駐バングラデシュ大使やアブドゥル・モメン外相のほか、両団体の会員企業関係者、バングラデシュ政府機関や民間企業の代表者など計420人以上が参加した。
伊藤大使は「進出日系企業や日本からの新たな投資誘致のため、さらなる投資環境の改善が極めて重要になる」と述べた。モメン外相は「バングラデシュが2026年に後発開発途上国(LDC)を卒業し、2041年に先進国入りするために、日本は重要な役割を果たすだろう。われわれは日本と密に協力し、発展を続ける両国の政治的・経済的関係が新たな段階を迎え、さらに強固なものにしていくことを楽しみにしている」と述べた。また、インフラやオンライン ブラック ジャック通信技術(ICT)、ハイテク製品、エレクトロニクス、漁業、鉱業、高品質消費財、バイオテクノロジー製品、再生可能エネルギー、熟練した専門人材の活用などの分野で、さらなる貿易と投資の協力拡大に期待を寄せた。
ネットワーキングセッションでは、参加者間による交流が行われ、今後のビジネスの発展に向けて親交を深めた。
進出日系企業から成るJCIADの会員企業数は現在123社で、年々増加を続けている。一方、JBCCIには日系企業のほか、日系企業とのビジネス関係を有するバングラデシュ企業が所属し、会員企業数は10月末時点で250社に達している。新型コロナウイルス対策に伴う入国規制の緩和が進む中(2022年11月8日記事、2022年6月9日記事参照)、日本のほか、シンガポールやインドなど周辺国からの日系企業関係者の往来も活発になっており、今回のレセプションには出張ベースの参加者も多数見られた。
(薄木裕也)
(バングラデシュ、日本)
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