オンアライバルビザの発行再開、バングラデシュ出張に拍車
(バングラデシュ)
ダッカ発
2022年06月09日
バングラデシュ内務省(MHA)は5月17日、新型コロナウイルス感染流行に伴って停止していた到着時ビザ(オンアライバルビザ、VOA)の発給を同日から全面再開すると発表した(添付資料参照)。
ジェトロが在日バングラデシュ大使館に確認したところ、以下の回答を得た。
- VOAは、ビジネスビザ・観光ビザなどの訪問目的に応じて必要書類を提出した上で、現地到着時に発給されるビザ。
- ビジネスビザ取得の場合、招聘(しょうへい)状(インビテーション・レター)の提出が必要。バングラデシュ側の招聘者名については、事前にイミグレーション・パスポート担当部局や入国ポイントのイミグレーションに対して到着前に通知する必要がある。
- 外国人入国者については、国際空港、陸路国境でVOAの取得が可能。
- 日本・バングラデシュ間の相互関係により、日本パスポート保持者については、VOAの取得は無料。
- VOAの期限は最大30日までのシングルエントリー(注)。
実際に6月上旬にVOAで入国した日本人出張者によると、以下のようなプロセスだったという。
- VOA対応カウンターでVOA取得に必要な書類(招聘状、ホテル予約確認書、復路のEチケットコピー)を提出・提示
- 出発地、職業などを尋ねられる口頭質問に対応
- 写真撮影後、30日間有効のVOAを取得
- 取得後は、通常のイミグレーションの通過が不要で、そのまま入国
VOAの発給再開により、バングラデシュ渡航を伴う日本企業関係者の出張者がより一層増えると予想される。
(注)ビザ有効期間内に1回だけ入国可能。
(安藤裕二)
(バングラデシュ)
ビジネス短信 be1b168819a60e0d