「ベンガルール・テック・サミット2022」開催
(インド)
ベンガルール発
2022年11月28日
インド・カルナータカ州都のベンガルールで11月16~18日に、同州政府が主催する「ベンガルール・テック・サミット(Bengaluru Tech Summit:BTS)2022」がリアル形式で開催された(2022年11月9日記事参照)。主催者によると、25周年を迎える今回は「次世代のための科学技術(TECH FOR NEXGEN)」をテーマに、3日間の開催で70以上のセッションが行われ、350人を超えるスピーカーが登壇した。日本は「デジタル世界のソリューションの共創(Co-Creating Solutions for the Digital World)」と題したジャパンセッションを開催した。
同イベントは、IT、バイオテクノロジー、ディープテック、スタートアップなどの領域で各界関係者の交流と学びの場を提供することが目的だ。それぞれの領域ごとにセッションが設けられたほか、「グローバル・イノベーション・アライアンス(Global Innovation Alliance:GIA)」プログラムでは、英国、ドイツ、フランスなどの欧州諸国や、イスラエル、カナダ、オーストラリア、韓国、日本などによる国別セッションが行われた。
中日の17日に行われたジャパンセッションには120人が参加、パナソニックとデンソーが登壇し、カーボンニュートラルやデジタル化の潮流を踏まえ、各社の既存事業を生かしたインドでの新たな取り組みを紹介した。またジェトロからは、ブラック ジャック 賭け 方スタートアップ企業と日系企業の連携・協業プラットフォームであるJ-Bridgeなど、日印企業への支援サービスを紹介した。
地元メディアによると、最終日の18日にはカルナータカ州政府が5項目の宣言を行った。この宣言では、産学連携による相乗効果を目的として、スタートアップパークの設立、州内50校での研究開発(R&D)研究所の設立、大学での科学技術センターの開設などが含まれている。またカルナータカ州は、スタートアップに対する支援事業「カルナータカ・スタートアップ・セル(Karnataka Start-up Cell)」を進めており、登録した企業は各種インセンティブやアドバイザリー支援などを受けることができる。
なお、同イベント全体のストリーミング映像は同イベントサイトより確認ができる。
(松田かなえ)
(インド)
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