オーストラリアとニュージーランド、第3四半期のCPI高水準が続く

オーストラリア統計局（ABS）は10月26日、2022年第3四半期（7～9月）の消費者物価指数（CPI）ブラック ジャック サイト率は前期比1.8％と発表した。第1四半期（1～3月）の同2.1％からやや低下したものの、2022年第1～第3四半期はいずれも財・サービス税（GST、注）が導入された2000年以降で最も高い水準だ。前年同期比では7.3％ブラック ジャック サイトした。1990年以来32年ぶりの高い水準にある。

CPIブラック ジャック サイトの最も大きな要因は、新築住宅（前期比3.7ブラック ジャック サイト、ガス（同10.9ブラック ジャック サイト、家具（同6.6ブラック ジャック サイトだった。新築住宅について、住宅建設業界の人手不足で労働コストの上昇や建築資材の不足が続き、さらなる価格上昇が起きている。ガスについては、各州・地域で毎年行われる年次価格改定でガスの卸売価格が上がり、価格上昇分が小売価格にも反映して消費者に転嫁した。電気料金は前期比3.2％ブラック ジャック サイトした。西オーストラリア州やクイーンズランド州、首都特別地域では、住民への電気代負担軽減策が実施されたため、電気料金の高騰を相殺したかたちとなった。ABSは、これらの制度がなかった場合は、電気料金は前期比15.6％のブラック ジャック サイトになったと推算した。

食品価格のブラック ジャック サイト（前期比3.2％）は、加工原料、賃金、輸送コストのブラック ジャック サイトが影響した。外食や持ち帰り食品の価格ブラック ジャック サイト（2.9ブラック ジャック サイトが継続している。生鮮品価格の上昇も続いており、果物（6.6ブラック ジャック サイト、野菜（2.9ブラック ジャック サイトの価格上昇の要因は、投入原価の上昇や天候不順によるものだった。

自動車用燃料は原油価格の下落を受けて、前期比4.3％低下した。2020年第2四半期（4～6月）以来約2年ぶりに下落に転じた。

ニュージーランドでは、前期比2.2％ブラック ジャック サイト

ニュージーランド統計局は10月18日、2022年第3四半期のCPIブラック ジャック サイト率は前期比2.2％と発表した。前年同期比では7.2％ブラック ジャック サイトした。主に食品（前期比4.1ブラック ジャック サイト、住宅・光熱費（2.3ブラック ジャック サイト、輸送費用（1.7ブラック ジャック サイトなどの価格上昇が影響した。食品は、特に野菜価格が前期比24％ブラック ジャック サイトした。また、輸送費用については、中でも国際線の航空価格が前期比20％ブラック ジャック サイトした。

（注）GSTはオーストラリア国内で消費されるほぼ全ての商品、サービスに課される税金。税率は取引価格の10％〔GST（商品サービス税）：オーストラリア参照〕。

（青島春枝）