中国共産党第20回全国代表大会、10月16日に開催決定

中国共産党中央政治局は8月30日の会議で、第20回全国代表大会を10月16日に北京市で開催すると決定した。

会議では第20回全国代表大会について、「中国共産党と各民族人民が社会主義現代化国家の全面的な建設に向けた新たな道のりに踏み出し、第2の100年の奮闘目標（注）に進むカギとなる時期に開催される非常に重要な大会である」と重要性を強調した。

全国代表大会は5年に1度開催され、党指導部となる中央委員会の選出や、前大会からの業務総括報告などが行われる。全国代表大会閉幕後に中央委員会第1回全体会議を開催し、総書記などを選出する。習近平総書記は2012年11月に開催された第18回全国代表大会終了翌日の第1回全体会議で選出された。

中国共産党の規定では、党の各組織や党員は全国代表大会と中央委員会に従うとされている。

（注）第1は中国共産党結成100周年となる2021年までの小康社会（ややゆとりある社会）の全面的な建設の実現（2021年7月8日記事参照）、第2は中華人民共和国建国100周年となる2049年までの社会主義現代化強国の全面的な建設の実現を指す。

（河野円洋）