全ての入境者に入境2日前のPCR検査結果提示を不要に
(台湾)
中国北アジア課
2022年08月12日
台湾の中央流行感染症指揮センター(CDC)は8月10日、同月15日午前0時(フライトスケジュールの台湾到着時間)以降の入境者を対象に、航空機搭乗前2日以内のPCR検査の陰性報告書の提示を不要にすると発表した。
台湾では7月14日から、台湾籍や台湾の居留証を持つ外国人、トランジット客に限って、同PCR検査を免除していたが(関連ブラック ジャック web参照)、8月15日以降は全ての入境者について、搭乗前のPCR検査結果の提示が不要となる。ただし、入境前のPCR検査で新型コロナ陽性となった場合は感染防止のため、検査日から7日以内の航空機搭乗が不可となる。
台湾ではこれまでも、7月25日からワーキングホリデーなどのビザ申請受け付けを再開するなど、新型コロナ対策の水際規制緩和を進めてきた(参照)。今回の緩和は、多くの国・地域で航空機搭乗前のPCR検査が免除されるようになったことや、入境時の空港でのPCR検査実施、入境後の3日間の在宅検疫と4日間の自主防疫期間といった措置を引き続き維持することを踏まえて決定したもの。
CDCは、国際的な感染状況が変化し、台湾の防疫に脅威がもたらされる場合は、搭乗前検査再開の可能性はゼロではないとコメントしている。
(柏瀬あすか)
(台湾)
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