6月の失業率は3.5%、48年ぶりの低水準
(オーストラリア)
シドニー発
2022年07月29日
オーストラリア統計局(ABS)は7月14日、6月の雇用統計を発表し、失業率(季節調整値)が3.5%だったと明らかにした。前月から0.4ポイント低下し(関連ブラック ジャック ランキング)、1974年8月以来の最低水準を記録した。
就業者数は、パートタイム労働者が3万5,500人増加し、フルタイム労働者が5万2,900人増加した。全体では前月比0.7%増の1,359万9,300人となった。失業者数は5万4,300人減少し、前月比9.9%減の49万3,900人だった。月間総労働時間は前月と同じく18億5,600万時間、不完全雇用率は0.3ポイント上昇し6.1%となった。また、労働力の未活用率は前月と同じく9.6%となり、前月に引き続き1982年4月以来の最低水準だった。
失業率を州別にみると、ほとんどの州で改善し、ニューサウスウェールズ州(前月比0.7ポイント改善の3.3%)やビクトリア州(0.5ポイント改善の3.2%)、南オーストラリア州(0.3ポイント改善の4.3%)、北部準州(0.3ポイント改善の3.7%)、タスマニア州(0.2ポイント改善の4.3%)、クイーンズランド州(0.1ポイント改善の4.0%)だった。一方、西オーストラリア州(0.3ポイント悪化の3.4%)では悪化した。
ABSは「人手不足と労働需要の高さにより労働市場はますます逼迫している」と説明した。
(青島春枝)
(オーストラリア)
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