ニュージーランド中銀が0.50ポイント利上げ、6会合連続
(ニュージーランド)
アジア大洋州課
2022年07月29日
ニュージーランド準備銀行(RBNZ、中央銀行)は7月13日、政策金融委員会を開催し、政策金利を0.50ポイント引き上げ、2.50%とすることを決定した。2021年10月以降、6回目の利上げとなった(2022年5月27日記事参照)。
RBNZは利上げの理由について、2022年5月25日に開催された前会合に引き続き、「物価を安定化し、持続可能な最大限の雇用を支援するため、金融引き締めを継続することが適切だと判断した」と説明した。また、消費者物価指数が目標範囲内(1~3%)に戻るまで利上げを続ける方針を強調した。
今後の経済見通しについては、「雇用率の高さ、堅調な家計、政府による継続的な財政支援、好調な貿易が国内支出を支えている。新型コロナウイルスの感染拡大抑止のための制限の緩和も、需要の増加に影響している。労働力と資源の不足は、新型コロナウイルスの感染再拡大や、ブラック ジャック 勝率への労働力の純流出などが加わり、物価上昇圧力に悪影響を与えている」と述べた。そのうえで、「短期的には消費者物価の上昇リスク、中長期的には経済成長の下振れリスクがある」と分析した。
ニュージーランド統計局によると、2022年第2四半期(4~6月)の消費者物価上昇率は前年同期比で7.3%上昇し、第1四半期の上昇率(6.9%)を上回った。
(糸川更恵)
(ニュージーランド)
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