米国食品卸シェフズ・ウェアハウス、シカゴで高級レストラン向けに見本市を開催
(米国)
シカゴ発
2022年06月10日
米国で高級食材を扱うシェフズ・ウェアハウスは6月8日、シカゴ北部のイベント施設シアター・オン・ザ・レイクにおいて、レストラン・食品関連の見本市「2022 シカゴ・カルナリーエキスポ」を開催した。同展示会には、キャビア、チーズ、熟成牛肉、水産品、調味料、チョコレートなどが出品され、70社近くの関係企業が出展した。
シェフズ・ウェアハウスは1985年に設立され、家族経営の下、主に高級レストランのシェフ向けに食材を調達・販売している。米国とカナダの主要都市に拠点を置き、高級レストランのシェフ以外にも、ホテル、ケータリング業者、グルメショップなどを主要な顧客としている。今回の見本市では、同社が商品を取り扱う企業が出展しており、来場客にはサンプルがふるまわれた。当日は悪天候にもかかわらず、多くの来場客でにぎわった。
小規模ながら、えりすぐりの商品を展示
5月21~24日に開催された、米国最大級の食品関係見本市である「ナショナル・レストラン・アソシエーション・ショー2022(関連ブラック ジャック ディーラー)」と比較すると、出展社数は20分の1程度、会期も1日と小規模ながら、高級レストラン向けイベントということもあって高品質、高価格帯の商品展示が目立った。ニューヨーク州やアリゾナ州など、米国各地から出展者が集まっていたほか、麺類や調味料など一部商品については、日本産食品の展示もみられた。来場したバイヤーからは「早速、商談を進めたい」との声が聞かれたほか、会場奥のステージではバーデンダーとして数多くの受賞歴を持ち、フランスの卸売りバイロンの米国子会社で「カクテル・ブランド・アンバサダー」として活躍する、フィリップ・カンデリッシュ氏によるカクテル作りのデモが行われ、会場をにぎわせた。
(小林大祐)
(米国)
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