5月5日から新型コロナ関連規制の第2段階緩和を前倒しで実施
(香港)
香港発
2022年05月06日
香港政府は5月3日、飲食店の営業制限などを含む新型コロナウイルス関連規制について、5月19日から第2段階の緩和を行うと発表した。一部緩和は5月5日から前倒しで実施される。
政府は、3カ月間にわたる3段階の規制緩和を発表しており(関連ブラック ジャック ディーラー)、4月21日から第1段階の緩和を実施している(2022年4月20日記事参照)。第2段階の緩和も予定通りの実施となるが、政府は、4月のイースターや5月のメーデーの連休を経ても感染拡大の兆候が見られなかったことや、5月8日の母の日を前にした市民の強い要望を受けて、一部緩和を前倒しで実施する。
緩和措置などの詳細は以下のとおり。
【5月5日から実施】
- 1テーブル当たりの着席可能人数は8人(これまでは4人まで)
- 公共プール、ビーチ、水上娯楽施設の再開
- 屋外での運動(ハイキング、スポーツなど)時のマスク着用不要
【5月19日から実施】
- 店舗内飲食は午前0時まで(これまでは午後10時まで)
- 120人を超えない宴会の実施(これまでは20人まで)
- バーの再開:午後5時から午前2時まで営業可能、1テーブル当たりの着席可能人数は4人、収容人数は定員の75%まで、ライブパフォーマンスやダンスは不可
- 公衆浴場、パーティールーム、ナイトクラブ、カラオケ店、マージャン店の再開
- 公海上でのクルーズ船ツアーの再開
- 映画館、劇場、博物館などの収容人数は定員の85%まで
- 屋内での運動時のマスク着用不要
【その他】
- 公共の場における集合可能人数は引き続き4人まで
レストラン予約率は急増
今回の発表を受けて、香港餐飲聯業協会(香港レストラン業協会)の黄家和会長は「これまでレストランの予約率は、母の日を前にしても30%から40%にとどまっていたが、緩和発表を受け70%に急増した」とコメントし、香港餐務管理協会(香港ケータリングサービス管理協会)の梁振華主席は「緩和策は飲食店業界のカンフル剤となる。売り上げはコロナ前の80%まで回復する」と期待を示した(5月5日付「晴報」)。
(渕田裕介)
(香港)
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