4月21日から新型コロナ関連規制を緩和

(香港)

香港発

2022年04月20日

香港政府は4月14日、新型コロナウイルス感染拡大の波が落ち着きつつあることを受けて、4月21日から飲食店の営業制限などを含む諸規制を緩和すると発表した。香港政府トップの林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は3月21日の記者会見で、4月21日以降、3段階に分けての規制緩和を発表しており(関連ブラック ジャック ディーラー)、予定どおりの実施となる。

緩和措置などの詳細は以下のとおり。

【飲食店】

  • 店舗内飲食は午後10時まで(これまでは午後6時まで)
  • 1テーブル当たりの着席可能人数は4人(これまでは2人まで)
  • 20人を超えない宴会の実施
  • 店内でのライブパフォーマンスは禁止

【その他の店舗、施設など】

  • スポーツ施設(屋内外)、フィットネスセンター、ネイルサロンなど美容施設、マッサージ店、公衆娯楽施設(映画館、劇場、博物館、テーマパークなど)、アミューズメント施設(ボーリング場、スケートリンクなど)、ゲームセンター、イベントスペース、宗教施設の再開
  • 各施設の利用者数は、1グループ4人まで、また定員の50%まで
  • 30人を超えない香港域内の観光ツアーの再開(一定条件を満たせば100人まで)
  • バー、ナイトクラブ、公衆浴場、カラオケ店、マージャン店、公共ビーチ、公共バーベキュー場などは引き続き閉鎖

【その他】

  • 公共の場における集合可能人数は4人まで(これまでは2人まで)
  • 3家族以上の集合禁止措置は廃止

業界はさらなる規制緩和を希望

4月15日付「香港経済日報」によると、今回の発表を受けて、持牌酒吧会所聯会(ライセンス所持バー・クラブ協会)の梁立仁会長は「非常に失望している。バーは最も早い時期から営業停止となり、営業再開は最も遅い」とし、「営業停止の継続により、数万の従業員が失業の危機に面している」と政府の対応を非難した。また、香港餐飲聯業協会(香港レストラン業協会)の黄家和会長は「現段階のレストランの売り上げは正常時の6割にとどまる」とし、「さらなる人数規制の緩和を希望する」とコメントした。

(渕田裕介)

(香港)

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