米司法省、マスク着用の義務付けを違法とした連邦地裁判決に控訴

(米国)

ニューヨーク発

2022年04月22日

米国司法省は4月21日、フロリダ州連邦地裁の判事が18日に公共交通機関でのマスク着用義務付けを違法だと判断したこと(関連ブラック ジャック カード)に対し、米疾病予防管理センター(CDC)の要請に基づいて控訴した。複数のメディアが報じた。

CDCは20日に同連邦地裁の判断に対し、CDCによる公衆衛生の権限を守るために、司法省に対し控訴するよう求めたと発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますしていた。

CDCは発表で、マスク着用義務付けの命令は公衆衛生を守るためにCDCが法的権限の範囲内で合法的に発出できるとした。CDCはまた、公共交通機関構内でマスク着用を義務化することは公衆衛生に必要不可欠と継続的に評価しているとし、公共交通機関の屋内では、引き続きマスクを着用することを推奨するとした。また「公共交通機関構内を含み、換気が悪く混雑している室内で最も有効な感染防止方法はマスクを着用することだ」とした。

司法省は19日、同連邦地裁の判決に異議を唱えるとし、控訴する可能性を明らかにしていた。司法省は発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますで、公共交通機関構内でのマスク着用義務は公衆衛生を守るために議会がCDCに与えた有効な権限として、CDCが5月3日までの評価期間中()に、公衆衛生のためにはマスク着用の義務付けを引き続き継続する必要があると判断した場合、司法省は連邦地裁の判決に対し控訴するとしていた。

(吉田奈津絵)

(米国)

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