夜間ロックダウンを2022年1月14日まで延長

(オランダ)

アムステルダム発

2021年12月16日

オランダのマルク・ルッテ首相とヒューホ・デ=ヨンゲ保健・福祉・スポーツ相は12月14日、記者会見で新型コロナウイルス感染拡大防止に向けた現在の措置を2022年1月14日まで延長すると発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。2021年11月28日から実施している夜間ロックダウン(2021年11月30日付記事参照)により新規感染者数は減少傾向にあるものの、医療機関の逼迫が解消されていないこと、そしてオミクロン株の感染力とワクチン効果が不明なことが延長の要因として挙げられた。既存の措置を除く、今回の発表内容は以下のとおり。政府は2022年1月14日に状況を再評価するとしたが、オミクロン株に関する新たなブラック クイーン ブラック ジャックが得られた場合には早い段階での見直しもあり得るとした。

(1)初等教育

小学校および特別初等教育は12月20日から閉鎖され、2022年1月10日に再開する。脆弱(ぜいじゃく)な子供のためのケア施設、重要な職業に就く労働者(医療従事者などエッセンシャルワーカー)の子供のための学校は2021年12月24日まで閉鎖されない。小学校の閉鎖中、オンライン授業は行われない。

(2)ブースター接種

オミクロン株の感染拡大を受けて、18歳以上の全ての人に2022年1月後半までにブースター接種に関する案内状が送付される。ブースター接種は、最後のワクチン接種または新型コロナウイルスへの感染後3カ月が経過してから接種が可能となる。60歳以上のほぼ全ての人は、2021年末までに案内状を受領する。

(3)財政支援

措置の影響を受ける企業、自営業者、文化団体、スポーツ団体向けの財政支援措置が2022年3月末まで延長される。支援の原資として44億ユーロが確保されている。イベント業界については、2022年9月末まで延長される。期間中に政府が禁止しているイベントが対象となる。

(下笠哲太郎)

(オランダ)

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