新興EVメーカーのリビアン、50億ドルを投資し米ジョージア州にEV工場を建設へ
(米国)
アトランタ発
2021年12月21日
米国の新興電気自動車(EV)メーカーのリビアンは12月16日、50億ドルを投資してジョージア州にEV工場を建設すると発表した。州都アトランタ市東部に位置する「イースト・アトランタ・メガサイト」内の約2,000エーカー(約8.09平方キロ)の敷地に新工場を建設し、7,500人の雇用を見込む。工場建設は2022年夏、生産は2024年からを予定しており、年間最大40万台の生産が可能となる見込みだ。
2009年に設立した新興EVメーカーのリビアンは、2021年9月に全米で初となるEVピックアップトラック「R1T」を出荷するなど、テスラに次ぐ米国発のEVメーカーとして注目されている(関連カジノ ブラック ジャック、関連ブラック ジャック 必勝)。2021年11月10日には、2021年で最大、米国史上6番目に大きい規模となる119億ドルでの新規株式公開(IPO)を行い、上場を果たした。株式の20%を保有するアマゾンから配達用EV10万台を受注しているほか、2022年前半にはスポーツ用多目的車(SUV)「R1S」の出荷も予定している。
ジョージア州の工場は、リビアンにとってイリノイ州ノーマルの工場に次ぐ2つ目の工場となる。イリノイ州の工場は現在年間15万台の生産能力を有するが、リビアンはこれを2023年までに20万台まで拡張する計画だ。
ジョージア州にとっては、2006年に韓国の起亜自動車が同州での工場建設を発表して以来の完成車工場の誘致となった。テキサス、アリゾナなど複数の州が候補として上がる中、ジョージア州が誘致合戦を制したかたちだ。
同州のブライアン・ケンプ州知事は「単体の投資でジョージア州史上最大となる今回の投資は、自動車製造の未来を表しており、成長著しいこの産業において次世代のためにジョージア州が果たす先導的な役割を確立する」と述べた。
(石田励示)
(米国)
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