「バイブラント・グジャラート2022」、日本向けウェビナーを開催予定
(インド、日本)
アーメダバード発
2021年11月25日
2022年1月10~12日の日程で開催が決まったインドの「バイブラント・グジャラート2022(VG2022)」(2021年10月25日記事参照)の公式ウェブページがこのほど立ち上がり、開催の全容が明らかになるとともに、ユーチューブやツイッターよる広報が相次いで開始された。日本向けウェビナーも12月2日に開催予定だ。
「VG2022」の開催を前に、グジャラート州政府はより多くの投資家を引きつけるために、エネルギー、IT/ITeS、電子機器、アグリビジネスなどの主要6分野で新しい産業政策を発表する準備を進めており、対象産業を育成するため、業界の声を広く反映したさまざまなインセンティブが盛り込まれているという。ブペンドラ・パテル州首相がこれら政策について近く発表する予定だ(「タイムズ・オブ・インディア」紙11月13日)。
これまでの開催時には、数カ月前から州政府要人ミッションが世界各国を訪問して「ロードショー」と呼ばれるキャンペーン活動を行ってきた。「ロードショー」では、新規投資を検討している企業などを対象に、グジャラート州の最新の投資環境や、上記のようにVGに向けてリリースされる新たな産業政策を発信するセミナーを開催するとともに、有望新規投資企業と州政府要人や投資誘致機関との個別面談などを実施、新規投資の掘り起こしをするのが通例だ。
今回も州政府はインド工業連盟(CII)やインド商工会議所連合会(ASSOCHAM)と連携して、11月末から12月にかけて、米国、ドイツ、フランス、オランダ、ロシア、アラブ首長国連邦(UAE)、日本、韓国の8カ国にミッションを派遣してロードショーを開催すべく調整を進めてきたが、各国での新型コロナウイルス関連の検疫制度のため、実現が不透明になっているもようだ(「アーメダバード・ミラー」紙11月14日)。
このため、グジャラート政府は日本、韓国にミッションを派遣することを断念することを決定し、代替イベントとして州政府、ジェトロ、ASSOCHAMが主催する「オンラインロードショー」ウェビナーの開催に向けた準備を進めている(日本時間12月2日午後1時半~同3時半を予定)。また、州政府の投資誘致機関とのオンライン面談を希望する日本企業には個別にアレンジを行う予定。
(古川毅彦)
(インド、日本)
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