カード ゲーム ブラック ジャック
(エチオピア)
アディスアベバ発
2021年10月15日
エチオピアの首都アディスアベバで10月14日、カード ゲーム ブラック ジャック(主催者:ドイツ・フェアトレードメッセ)が開幕した。会場は、エチオピア航空が運営するスカイライトホテル内のイベントホール(注)で、会期は16日までの3日間となっている。カード ゲーム ブラック ジャック企業が参加する商業展示会としては、新型コロナウイルスの感染拡大以降で初とみられる。
今回の展示会には35社が参加し、食品の充填(じゅうてん)機や包装機械、プラスチック原料などを売り込んでいた。参加企業のうち、最多はトルコからの12社で、ドイツ(7社)、ロシアとイタリア(各4社)が続いた。日本からの出展はなかった。
新型コロナウイルスの感染拡大以降、エチオピア国内での展示会は軒並み中止となっていた。しかし、ワクチン接種が完了している渡航者については入国時の自主隔離を免除されるなど(2021年8月25日記事参照)、人の往来が増える環境が整いつつある。こうした中、開会式では、登壇した複数の来賓が今後のビジネスの活性化に期待を寄せた。
展示内容はいずれも、これまでのエチオピアでの他の展示会と同様、パネル展示とカタログ説明が中心だった。エチオピアでは、実機の持ち込みが難しいため、機械やサンプルは、既に代理店がある場合か、参加者がカード ゲーム ブラック ジャックから手荷物として持ち込める範囲に限られている。このことが、新製品に関心のある人の来場意欲をそぐ原因となっており、展示会がビジネスの場として発展しづらいという問題を抱えている。それでも、今後も複数の展示会の開催が案内されるなど、エチオピアは新型コロナと共存したかたちでの「日常」を取り戻しつつある。
(注)新型コロナウイルスが流行する前まで、エチオピアで開催される展示会は、すぐ近くのミレニアムホールで開催されることが多かったが、展示会の規模に比べてサイズが大きかった。同ホールは現在、新型コロナウイルス感染者の収容・治療施設として使われている。
(関隆夫)
(エチオピア)
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