米石油ガスのタロス・エナジーと英テクニップFMC、CCS事業で提携
(米国)
ヒューストン発
2021年10月21日
米石油ガス開発会社タロス・エナジー(本社:テキサス州ヒューストン)と英国エンジニアリング大手テクニップFMC(本社:ニューキャッスル)は10月18日、メキシコ湾岸部での二酸化炭素(CO2)回収・貯留(CCS)プロジェクトの技術的および商用的なソリューションを策定・提供するための長期的な戦略的提携を締結すると発表した。
両社は、タロスが有する海洋石油ガス開発の運用力および石油ガス探査の専門性と、テクニップが有する海底でのエンジニアリング、システム統合、自動化および制御といった広範な技術力を組み合わせることにより、ライフサイクルを通じたCO2の貯留場所特定、概念設計・実現可能性調査の後に実施される基本設計、およびCO2貯留層へのCO2の圧入を通じて、CCSの機会を加速させる考えだ。
タロスのロバート・アベンドシェイン上級副社長兼オペレーション部門長は「両社は協力してCCSブラック ジャック アプリを拡大するための戦略を継続する。両者の専門的知見を組み合わせることにより、産業部門の炭素排出量削減のための統合的なCCSソリューションを提供する上で、市場でのリーダーシップが強化される」と述べている。
テクニップのジョナサン・ランデス海底部門長は「タロスと提携することで、エネルギー転換期にCO2排出量を削減するのに役立つ海洋でのCCSのソリューションを提供できることをうれしく思う。本提携は、信頼性の高い産業規模のCCSのソリューションを提供するためのシステム統合および設計というテクニップの強みが生かされている」と述べている。
タロスは6月8日に、テキサスとルイジアナ、ミシシッピー、アラバマ各州からなるメキシコ湾沿岸域と同湾を対象にCCSプロジェクトを実施するため、英国のカーボンマネジメント会社ストレッガ・ジオテクノロジーズ(本社:ロンドン)と連携し、ジョイントベンチャーを設立すると発表している(関連オンライン ブラック ジャック)。8月25日には、米国CCS開発会社カーボンバート(本社:デラウェア州ドーバー)と連携し、テキサス州東部のボーモントとポートアーサー付近にあるジェファーソン郡CCSプロジェクト用地のリース権を落札したと発表した(2021年8月27日記事参照)。
(沖本憲司)
(米国)
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