バーレーンのガルフ・エアがテルアビブ行きの定期便就航を発表

(中東、イスラエル、バーレーン)

ドバイ発

2021年09月14日

バーレーンの国営航空会社であるガルフ・エアは9月9日、9月30日からイスラエル・テルアビブ行きの定期便を就航すると発表した。バーレーンの地元メディアやロイター通信が報じており、バーレーン空港とテルアビブ・ベングリオン空港間を週2便運航する予定だ。ガルフ・エアの公式ウェブサイトでは、既に航空券の販売を開始している。

ガルフ・エアのワリード・アル・アラウィ最高経営責任者(CEO)代行は「(当社が)バーレーンのナショナルキャリアとして、中東地域の平和と繁栄に向けたわが国の取り組みに関与できることを誇りに思う。これは、さらなる機会を育てるための始まりに過ぎないと考えている」と、バーレーン国営通信(9月9日)に語っている。

今回の定期便就航は、2020年9月の「アブラハム合意」の署名により、イスラエルとバーレーン、アラブ首長国連邦(UAE)が国交正常化に至った()流れを受けたものとなる。

UAEとイスラエルの間では、既に2020年8月と10月にイスラエルのエルアル航空とアブダビのエティハド航空がそれぞれ特別直行便を運航したことを皮切りに(ブラック ジャック ルールUAE、ブラック ジャック 必勝)、同年11月にはドバイの格安航空会社フライドバイが初の定期便の運航を開始()、エティハド航空も2021年4月に定期便を開設している(2021年4月7日記事参照)。

(山村千晴)

(中東、イスラエル、バーレーン)

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