米連邦議会選、上院は民主党がアリゾナで優勢、コロラドで奪取、下院は共和党が1議席奪取

(米国)

ロサンゼルス発

2020年11月06日

11月3日に行われた米国連邦議会選挙の南西部5州(アリゾナ州、コロラド州、ユタ州、ニューメキシコ州、ネバダ州)とハワイ州の開票状況を報告する〔現地時間11月5日午後6時(日本時間6日午前11時)時点〕(添付資料参照)。

アリゾナ州、コロラド州、ニューメキシコ州で連邦議会上院選挙が行われた。CNNの報道によると、アリゾナ州では開票率89%で、民主党のマーク・ケリー氏が得票率51.7%に対し、共和党で現職のマーサ・マクサリー氏は48.3%と、ケリー氏の優勢が伝えられている。ケリー氏は元宇宙飛行士、マクサリー氏は元空軍パイロット。両者は2018年に死去した共和党重鎮の故ジョン・マケイン氏の議席を争っており、マクサリー氏は同州知事から上院議員に指名されていた(関連ブラック ジャック ルール)。アリゾナ州は伝統的に共和党の牙城とされるが、仮にケリー氏が勝利した場合、同州の上院2議席は民主党が占めることになり、大統領選挙の結果とともに注目を集めている(ブラック クイーン ブラック)。

コロラド州では、民主党で前州知事のジョン・ヒッケンルーパー氏が共和党現職のコーリー・ガードナー氏に勝利し、共和党から議席を奪取した。ニューメキシコ州では、民主党のベン・ルーハン氏が勝利し、民主党の議席を維持している。

下院では、ニューメキシコ州で共和党のイベット・ヘレル氏が現職の民主党議員を破り、議席を奪取した。コロラド州とハワイ州では議席構成に変動はない。ネバダ州で2議席、アリゾナ州とユタ州で1議席の決着がついておらず、接戦となっている。

(永田光)

(米国)

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