ヌエボレオン州とケレタロ州が「不可欠な活動」以外の再開計画を発表

(メキシコ)

メキシコ発

2020年06月12日

メキシコ北部のヌエボレオン州は6月10日、同州独自の信号システムを発表し、「不可欠な活動」以外の活動を段階的に再開していくことを発表した。同州は6月5日に連邦の信号には従わないと発表した9州の1つ(関連ブラック ジャック やり方)だが、独自の信号の5月最終週と6月第1週の色を公開し、それを基に不可欠な活動以外の活動についても翌11日から再開を認めた。同州の信号システムPDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)は、(1)一般病床利用率、(2)ICU病床利用率、(3)1日当たりの検査能力、(4)1日当たりの感染確定数、(5)感染増加率、(6)呼吸器疾患患者数の前年同期比増加率、(7)肺炎患者の前年同期比増加率、(8)1日当たり検査数、(9)感染確定率、(10)1日当たり平均死者数、の10項目で、それぞれ色を付ける。5月最終週は(5)が黄色のほかは10項目中9項目が緑(青)、6月第1週は(2)と(5)が黄色のほかは全て緑となっている。

6月11日以降は、ジム、カジノ、映画館、劇場、コンサートホール、大規模イベント、美術館、公共プール、スポーツの試合、入れ墨サロン、バー、ナイトバー、社交イベント場、別荘のレンタル、ケーキ・デザート店(宅配は許可)以外の活動が、当面30%の収容・生産能力で活動が許可される。約1万7,600社、34万人の労働者が対象となるが、州保健省の衛生指針PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)を順守する必要がある。

ケレタロ州は6月17日以降の再開計画を発表

中部ケレタロ州のフランシスコ・ドミンゲス知事は6月11日、6月17日以降のケレタロ州の信号はオレンジになるとし、不可欠な活動以外の活動も再開させることを発表した。段階的活動再開を定める条例を6月17日までに出すとしているが、州知事の発表によると以下の活動だ、映画館や劇場、博物館、文化イベント、大規模イベント、娯楽施設、バー・ナイトバーなどは引き続き操業できない。

  • ホテル(収容人員の30%まで)
  • レストラン・カフェテリア(50%まで)
  • 理髪店・美容院(50%まで、予約のみ)
  • 公園・広場・野外公共スペース(50%まで)
  • 市場・スーパーマーケット・商店(75%まで、1家族1人のみ)
  • スポーツジム・プール・スパ・マッサージ(30%まで、予約客のみ)
  • ショッピングモール(25%まで)
  • 宗教施設(25%まで、ミサなし)
  • プロスポーツの試合(観客なしで開催)

ドミンゲス知事は経済再開に合わせ、総額2億5,000万ペソ(約11億7,500万円、1ペソ=約4.7円)の州予算を投じた、経済活性化プログラムを実施すると発表した。その中で、企業向け支援も拡充するとしているが、詳細は同州の新型コロナ関連サイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますに後日、掲載するとしている。

(中畑貴雄)

(メキシコ)

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