新型コロナの影響で第1四半期のインフラ支出が前年同期比12.4%減少

(フィリピン)

マニラ発

2020年06月02日

フィリピン予算管理省(DBM)は5月26日、2020年第1四半期(1~3月)のインフラ支出額は1,561億ペソ(約3,278億円、1ペソ=約2.1円)となり、前年同期(1,781億ペソ)から12.4%減少したと発表した。

2019年第1四半期は、国家予算法案が想定より3カ月半遅れて4月中旬に成立した(関連オンライン カジノ ブラック)ことに伴い、インフラ支出が大幅に低下した。2020年第1四半期はその実績をも下回った。DBMはその理由について、新型コロナウイルスの国内感染拡大の状況を踏まえ、3月中旬から実施した隔離措置により、各種建設工事が中止となった点を挙げた。DBMは、2020年第1四半期のインフラ支出の目標額を1,911億ペソとしていたが、実績額は18.3%低かった。

フィリピンは、2020年第1四半期の実質GDP成長率が前年同期比マイナス0.2%と、約21年ぶりのマイナス成長を記録。6.7%を記録した前期〔2019年第4四半期(10~12月)〕や5.7%を記録した前年同期から大幅に減少した(第1四半期の経済成長率は前年同期比ハイパーブラックジャックナス0)。需要項目別でみると、インフラに直接的に関係する建設はマイナス3.4%、産業別で建設業はマイナス1.8%と、いずれもマイナス成長だった。

(坂田和仁)

(フィリピン)

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