5月5日まで自宅待機期間延長を発表
(バングラデシュ)
ダッカ発
2020年04月27日
バングラデシュ政府は4月23日、4月25日まで再々延長していた自宅待機要請および政府機関・オフィスの原則営業停止措置(関連カジノ ブラック ジャック)を、5月5日まで延長すると発表した(添付資料参照、英訳はジェトロ)。4月25日からイスラム教の断食月(ラマダン)の開始が予定されており、政府はラマダン期間中の大規模集会やイフタール(断食後の夕食)の路上販売なども制限する方向だ。
政府は新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、以下の措置を発表した。
- 休業措置期間を5月5日まで延長する
- 緊急サービス(ガス、水道、電気、消防、クリーニング、電話、インターネット)、港湾、電力・燃料、郵便などは休業措置の対象外とする
- 物資運搬にかかる輸送は、継続して運行可能
- 医療従事者(医師、看護師、ヘルスワーカー)、報道関係者の移動、医療機器の輸送は可能
- 医薬品産業、輸出志向型産業などの生産活動は、必要に応じワーカーの安全を確保した上で操業可能
- 状況により、その他産業、農業、サプライチェーン、公共交通は、再開を可能としていく
- 教育施設は休業とする
- 緊急サービスを提供するオフィスは、操業可能
- 銀行サービスは限定され、詳細は中央銀行から追って通知される
なお、4月23日時点で当地の新型コロナウイルス感染者は計4,186人、うち死者は127人と発表されている。
(安藤裕二)
(バングラデシュ)
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