サンクトペテルブルク国際経済フォーラム、新型コロナウイルス対策で2020年は中止
(ロシア)
サンクトペテルブルク発
2020年03月17日
ロシアの大規模イベントの主催機関ロスコングレスは3月10日、2020年6月3~6日に実施予定だった「第24回サンクトペテルブルク国際経済フォーラム(SPIEF)」について、2020年の開催を中止し、2021年に延期することを公式に発表した。SPIEFウェブサイトによると、世界保健機関(WHO)の新型コロナウイルスの世界的な感染拡大に関する緊急事態宣言を踏まえて、決定としている。
2020年のSPIEFの開催中止については、公式発表に先立って、アンドレイ・ベロウソフ第1副首相が言及し、各紙が報じていた(モスクワ市、ブラック ジャック)。エフゲニー・エリン・サンクトペテルブルク市副市長は同市公式ウェブサイトで、「非常に残念な知らせ」ではあるものの、ロシア政府による本決定を「完全に支持する」とのコメントを発表した。
SPIEFは、「ロシア版ダボス会議」とも呼ばれるロシア最大の経済イベント。プーチン大統領の出席が恒例となっているほか、毎年、世界各国から政治・経済界の首脳や要人が集う。2019年は、世界145カ国から1万9,000人以上が参加した。締結された合意数が650件・総額3兆1,000億ルーブル(約4兆6,500億円、1ルーブル=約1.5円)に上り、それまでの最大規模となった(関連トランプ ゲーム ブラック)。日本がパートナーカントリーだった2018年には、安倍晋三首相も出席した(2018年6月26日記事参照)。
(一瀬友太)
(ロシア)
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