黒人層の支持厚く、ノースカロライナ州の民主党予備選でバイデン氏勝利
(米国)
アトランタ発
2020年03月05日
米国で民主党予備選挙が実施された3月3日のスーパーチューズデーのうち、ノースカロライナ州で、ジョー・バイデン前副大統領が43%の得票率で勝利した。110人の一般代議員のうち、4日午後8時時点でバイデン氏が65人の代議員を獲得している(表参照)。
直近のノースカロライナ州の世論調査(オンライン カジノ ブラック)では、バイデン氏(支持率29%)とサンダース氏(25%)の上位2人がほぼ並び、サンダース氏が黒人層の支持率を伸ばせるかがポイントの1つとみられていた(世論調査では黒人層からの支持率はバイデン氏が35%、サンダース氏が20%)。「ワシントン・ポスト」紙の出口調査によると、バイデン氏は黒人票の62%を獲得。スーパーチューズデー直前に行われた、サウスカロライナ州の予備選で黒人層の6割の支持を集め大勝した(ブラック ジャック ゲーム)のに続き、ノースカロライナ州でも黒人層の取り込みに成功した。また、民主党穏健派の支持をバイデン氏と分け合っていたエイミー・クロブチャー上院議員(ミネソタ州)と前インディアナ州サウスベンド市長のピート・ブティジェッジ氏が、スーパーチューズデー直前で大統領候補指名争いから撤退し、バイデン氏支持を表明したことも、バイデン氏を勢いづけたとみられる。
テネシー州とアラバマ州でもバイデン氏がトップ
バイデン氏は、テネシー州とアラバマ州でもトップに立ち、南東部7州(注)のうち、これまで予備選の行われた4州(サウスカロライナ、ノースカロライナ、テネシー、アラバマ)の全てで勝利したことになる。いずれの州でも黒人層からの支持が厚く、「ワシントン・ポスト」紙の出口調査によると、テネシー州では黒人票の57%、アラバマ州では72%を獲得した。黒人層が民主党有権者の49%と白人層(46%)を上回るアラバマ州では全体の63.2%の得票率で圧勝した。
(注)ここでの南東部7州とは、アラバマ州、フロリダ州、ジョージア州、ミシシッピ州、ノースカロライナ州、サウスカロライナ州、テネシー州(アルファベット順)。
(高橋卓也)
(米国)
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