ボゴタメトロ1号線、中国の国有インフラ大手が落札

(コロンビア)

ボゴタ発

2019年10月23日

コロンビアのボゴタ地下鉄公社は10月17日、高架式のボゴタメトロ1号線の一般競争入札に関し、中国の国有インフラ大手、中国港湾工程(CHEC)と西安地下鉄道で構成されるAPCAトランスミメトロが落札したと発表した。CHECは中国交通建設集団の子会社で、世界80カ国以上で道路、橋、鉄道、空港、発電プラント建設の実績を持つ。コロンビアで第4世代道路整備プロジェクトに参加しているほか、パナマではパナマ運河のクルーズ船用の港湾建設や第4橋プロジェクトを落札している。

ボゴタ市中心部で行われた落札事業者発表のイベントには、イバン・ドゥケ大統領、マルタ・ラミレス副大統領、アンヘラ・オロスコ運輸相、エンリケ・ペニャロサ・ボゴタ市長が出席し、300人以上の関係者が集まった。ドゥケ大統領は「今日は記念すべき日だ。数年後の開通に向けて、全員が同じ目標に向かって進まなければならない」と述べ、何十年にもわたって議論されてきたメトロ構想の実現へ向け、協力を求めた。

ボゴタメトロ1号線の入札では、2019年4月に事前審査を通過した6つの企業体が発表されたが(関連ブラック ジャック 確率)、入札期限の10月3日に4企業体が辞退し、残ったAPCAトランスミメトロとボゴタメトロコンソーシアムが入札した。落札したAPCAトランスミメトロは、年内に契約書への署名を行い、2020年第2四半期に着工し、2025年に開通する計画。契約には、高架橋建設、車両および設備提供、開通後20年間の運営と保守が含まれる。契約額は13兆ペソ(約4,160億円、1ペソ=約0.032円)を超える見込みだ。

(茗荷谷奏)

(コロンビア)

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