エチオピア航空が6月17日から成田直行便を増便、週5便へ

(エチオピア、日本)

中東アフリカ課

2019年06月17日

エチオピア航空は6月17日から、成田~アディスアベバ線を週4便から5便に増便する。新たに月曜アディスアベバ発、火曜成田発のフライトが増便される。所要時間は仁川での駐機時間を含めると、成田発で16時間20分、アディスアベバ発で15時間。成田発の場合、21時25分に出発し、アディスアベバには翌朝7時45分に到着する(エチオピアの日本との時差はマイナス6時間)。同路線は2015年4月から運航をスタートしており、就航5年目を迎えた。当初は香港経由の路線だったが、2018年6月から仁川経由となっている。

同航空は、エチオピアの国営航空として急成長を遂げており(関連ブラック ジャック ルール)、2019年4月時点で国際線就航都市数は120、総保有機材数は112機に拡大した。アディスアベバからアフリカ各国60都市以上への乗り継ぎも可能で、今回の増便でアフリカ諸国へのアクセス改善も期待される。

エチオピア航空日本地区旅客総代理店のグローバルサービスは、「日本は今年8月末に横浜で開催される第7回アフリカ開発会議(TICAD7)を機に、官民を挙げてアフリカ市場進出に力を入れるという状況が見込まれ、週5便への増便は日本からの需要増加を予測した重要なビジネス戦略の1つだ。エチオピア航空は日本就航4年を経過し、日本のマーケットでかなり認知されてきた。これまで日本からアフリカへの渡航には、ヨーロッパや中東の航空会社を利用するケースが多かったが、エチオピア航空でアフリカ諸国へ乗り継げる利便性は、日本からアフリカへの渡航需要に貢献できると期待している」としている。

(小松崎宏之)

(エチオピア、日本)

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