オーランドの2017年観光客数、7,000万人超と全米記録を更新

(米国)

アトランタ発

2018年05月22日

フロリダ州オーランド観光局は、2017年のオーランド旅行者数が前年比5%強増の7,200万人を記録し、全米記録を更新したと発表した。年間旅行者数が7,000万人を超えた都市はオーランドが全米で初めてとなる。フロリダ州の2017年観光客数は1億1,650万人で過去最高だったが、うち6割以上をオーランド観光客数が占めたことになる。

ウォルト・ディズニー・ワールド、ユニバーサル・スタジオをはじめとする数多くのテーマパークや170以上のゴルフコースなどを有するオーランドは、2017年も、約20の新規アトラクションに加え、数々のレストランやリゾートホテル、さらには、テニスコート100面からなる広大な全米テニス協会ナショナルキャンパスなど、新たな集客施設が次々とオープンし、全米ナンバーワン観光都市の座を一層、磐石にした。

2017年9月にはハリケーン・イルマがフロリダ州を直撃、テーマパークも臨時閉園に追い込まれた(関連ブラック ジャック アプリ)が、施設再開に際し、オーランド観光局はいち早く観光客の姿やコメントをSNSで発信するなどして客足の回復に努めた。

観光業は地域経済の推進力

オーランドを含むオレンジ郡のホテル宿泊税(6%)収入は2017会計年度で2億5,500万ドルと順調に増加した。また、同郡の2018年3月の失業率は過去10年間で最低の3.2%となるなど、好調な観光業界は地域経済の推進力となっている。

全米旅行産業協会(U.S. Travel Association)社長兼CEOのロジャー・ダウ氏も「オーランドが米国旅行業界におけるリーダーであることを再確認した。グローバルな旅行市場において米国が市場シェア回復を目指す中で、オーランドの観光客数記録更新は追い風となる」と同市の記録更新を歓迎した。

(ラマース直子)

(米国)

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