2023年版 ルーマニア・モルドバのコンテンツ市場調査

2024年03月19日

最終更新日:

ルーマニアやその隣国モルドバでは、経済成長に伴う所得向上を背景に映画、動画配信、音楽、アニメーション・マンガ、ゲーム等の市場が拡大している。近年ではコロナ禍の巣 ごもり需要で市場が急拡大し、書店のアニメ・マンガの販売コーナーも増設されて数多くのタイトルが並ぶようになった。日本マンガへの関心も高まりをみせ、2023年9月にはルーマニアの出版社が、史上初となる日本マンガのルーマニア語翻訳版を発刊した。

ルーマニアの首都ブカレストで毎年開催される東欧最大級のポップカルチャーイベント「East European Comic Con」には、モルドバを含む周辺諸国からも多くのファンが訪れる。来場者数は初回2013年の9,400人から、2023年には5倍以上となり過去最高の5万 2,500人を記録した。このように市場が堅調に成長する一方で、日本のコンテンツ関係者は他の欧州諸国と比べて限られており、それゆえに参入余地が残された有望市場と言える。

本レポートでは、2024年1月25日~2月6日にルーマニアの首都ブカレストおよびモルドバの首都キシナウ市内で専門家が行った調査やインタビューに基づき、ルーマニア・モルドバにおけるコンテンツ市場とクリエイティブ産業の動向を取りまとめた。

市場への参入を検討している日系企業や、すでに進出している企業にとって、実態を把握いただく上での一助となれば幸いである。

発行年月:
2024年03月
作成部署:
ジェトロ・デジタルマーケティング部デジタルマーケティング課、ジェトロ・ブカレスト事務所
総ページ数:
23ページ

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